リップルってどんな通貨なの?
一緒にリップルについて学んでいきましょう!
リップル(XRP)は暗号資産(仮想通貨)の中でも国際送金に特化した仮想通貨です。
ビットコインやイーサリアムなど、他の仮想通貨のように支払い手段としての使用方法とは異なる役割を担っています。
この記事ではリップルについて、丸ごと解説していきます。
リップルの知識はこれを読めばOKです!
リップル(XRP)とは
リップル(XRP)は仮想通貨の一種です。
リップルの特徴は他の仮想通貨とは大きく異なっており、同じような認識で保有しておくのはおすすめできません。
ですが、リップルは非常に便利なサービスに使用されており、役割を知って保有しているのであれば全く問題ではありません。
- 国際送金に特化した仮想通貨である
- 中央集権的である
- ブロックチェーンを使用していない
これらの特徴について解説して行きますが、その前にリップルの大前提を説明します。
リップルはアメリカのフィンテック企業「リップル社」が運営する国際送金サービス
「リップルネットワーク」の中で使用されている仮想通貨です。
リップル社の提供しているサービスの中でのみ使用されているという点が、他の仮想通貨と大きく異なっている点の一つです。(リップル社が新たなリップルを使用したサービスをローンチすれば色んな用途で使用される可能性はあります)
現状はリップルネットワークにて使われる仮想通貨という性格上、これから解説するリップルの特徴はリップルネットワークというサービスの特徴でもあります。
その点を理解していただけたら、早速リップルの特徴の解説に入りましょう!
国際送金に特化した仮想通貨である
リップルはリップル社の国際送金サービス「リップルネットワーク」内で使用される仮想通貨であるため、国際送金に特化した仮想通貨となります。
では、このリップルネットワークとは何なのかからご説明します。
リップルネットワークによる国際送金と従来の国際送金との違いは上の図のようになっています。
(日本からアメリカに送金する場合のイメージです。また、リップルをXRPと表記しています)
リップルネットワークでは日本円とドルの仲介役としてリップルが登場しています。
このような仲介役の通貨のことをブリッジ通貨と呼びます。
別通貨同士の仲介をリップルはしているんだなと思ってもらえればOKです。
次に従来の国際送金を見てみましょう。
日本の銀行からコルレス銀行というものを通ってアメリカの銀行へ送金されます。
現状の国際送金はコルレス銀行を通らないといけないんです。
そして、このコルレス銀行の手数料が3000〜4000円とかなり高く、着金にかかる日数も最大で3日かかることもあります。
それに比べてリップルネットワークはXRPの送金速度は3.3秒で、送金にかかるコストは0.0004ドル(約0.05円)です。
どれだけリップルネットワークとリップルが便利かわかりますよね。
リップル社はこのサービスで「国際送金を円滑に」することを目標にしています。
中央集権的である
仮想通貨といえば、管理主体がいない通貨が多いです。
仮想通貨の先駆けとなったビットコイン自体が管理主体のいない平等な通貨を生み出すために
作られたものです。
しかしリップルはリップル社という明確な管理主体を持つ、仮想通貨の中では珍しいタイプです。
リップルを使用した取引履歴は全てリップル社にて管理されています。
国際送金サービスなので、例えば私がアメリカにいるアンに送金したとすると、私がアンに
何月何日にいくら送金したのか、リップル社の履歴に残る仕組みです。
なのでリップルはどちらかというと仮想通貨であるもののブリッジ通貨としての側面が強いものだと私は感じています。
また、仮想通貨はやろうと思えば誰でもマイニングという作業によって数を増やせるのですが、リップルはマイニングができません。
リップルの発行上限数が決まっており、全てリップル社によって発行済みです。
なのでリップルは中央集権的な仮想通貨となります。
ブロックチェーンを使用していない
リップルネットワークの取引にブロックチェーンは使用されません。
ビットコインに始まる仮想通貨のセキュリティの担保としてブロックチェーンはずっと相棒でした。
しかしリップルネットワークのセキュリティの担保はリップル社によって実施されています。
XRPに使用されている技術は「XRP Ledger」と呼ばれるものです。XRP Ledgerとブロックチェーンは、いずれも「分散型台帳技術」なのですが、両者の違いは「承認アルゴリズム」にあります。
XRP以外の仮想通貨は、PoW(プルーフ・オブ・ワーク)やPoS(プルーフ・オブ・ステーク)といった承認アルゴリズムを導入しているのに対して、XRPは「PoC(プルーフ・オブ・コンセンサス)」を導入しているのです。
PoCの特徴は、限られたバリデーター(取引を処理する者)しか承認作業に参加できず、「80%のバリデーターによって承認された取引を正しいと判断する」というシステムである点にあります。
それに比べてPoWやPoSはバリデーター(取引を処理する者)に限らず承認作業に参加しています。
なのでブロックチェーンを使っていないと言っていますが、実態は同じように分散型台帳でしっかりと管理されているわけです。
違いはリップル社しか承認作業ができない点。ここにも中央集権的な側面が見られますね。
リップル(XRP)の将来性について
リップルの特徴を知って、リップルという仮想通貨についてご理解が深まったかと思います。
中央集権的というのは悪い意味はありません。ただ、他の仮想通貨とは異なる点なので必ず抑えておいて欲しいポイントではあります。
他の仮想通貨と違い、リップル社の評価によってリップル自体の価格も上下動することになりますからね。
リップルの将来性はかなり明るいと思います。
国際送金サービスリップルネットワークの説明の通り、これまでの手数料が高くて処理も遅い国際送金が、手数料が安くて処理も早いものなるわけです。
かなり世界のビジネスに与える影響は大きそうですよね。
今まで以上にリップルの認知が広まれば、このサービスの人気もリップルの価格も上がる可能性はあります。
リップル購入におすすめの仮想通貨取引所
GMOコインは私が初めて口座を開設した仮想通貨取引所でもあり、使い勝手がとても良いです。
リップルの取引量は第2位です。
もちろんセキュリティ対策もしっかりされています。
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他の仮想通貨取引所も知りたい!という場合はこちらの記事を参考にしてみてください。