WLやALでゲットしたNFTを売るのはアリかナシか【転売禁止?】

NFTで転売するのは悪い事なのでしょうか?NFTは機能上、誰でも自由に転売することができます。NFTを投資目的でやっている人はいつか売るタイミングは必ずきます。

しかしNFTのファウンダーの中には自分のNFTが利益目的で転売されることに不快感を覚える人もいるみたいです。

このNFTを転売するしない問題は何度か話題にあがりますし、自分が転売したくなった時に少し悩むものでもあります。

このNFTの転売問題に私の見解をご紹介します。

目次

NFTの転売とは

そもそもNFTの転売とは何なのことを指すのでしょうか?ここでは、自分が何かしらの方法で手に入れたNFTをOpenseaなどのマーケットで価格をつけて売ることを指します。何かしらの方法とは

  • ・ALやWLを入手して自分でミントしたもの
  • ・giveawayで無料で譲り受けたもの
  • ・二次流通でマーケットに出ているものを購入したもの

などがあります。一言で言えば、自分でつくったNFTじゃないものを入手する方法すべてです。

こうして手に入れたNFTにはファウンダーが存在します。そのNFTを立ち上げた人たちですね。ファウンダーは自分のNFTプロジェクトを盛り上げたいから、TwitterなどでALやWLを配って自分のNFTを認知してもらいます。マーケティング活動をするわけです。よくあるのがアカウントフォロー+リツイート+いいねした人の中から〇〇人にWLプレゼント!みたいなかんじです。WLで初期にNFTを入手できれば後からNFTが値上がりした時に利益を得ることができるためみんなWL欲しいです。なのでリツイートがまわりかんたんに認知は広がります。

NFTにおいてWLというのは、株式市場におけるIPOの参加権のようなものです。短期間の目線でみれば、ほぼ100%利益がだせる仕組みです。

WL、ALとは?
WL(ホワイトリスト)、AL(アローリスト)はどちらも優先購入権のことを指します。同じ意味です。
あるNFTプロジェクトのWLやALを持っている人は、一般販売日よりも先にそのNFTを購入することができます。
一般販売では人気なプロジェクトだとすぐ売り切れてしまうこともあるので、WLやALを入手することは必ずそのNFTをゲットできることと同義です。

ミントとは?
ミントとはNFTを発行することです。
NFTはブロックチェーンに誕生してからどのような取引をされたのか全てを刻み込んでいます。
その1番最初の誕生の処理を行うことで始めてNFTとして認められます。この最初の処理のことをミントすると言います。

ファウンダーとホルダーの思惑の違い

ファウンダーの気持ち

ファウンダーとして自分のNFTプロジェクトを成功させたいという気持ちでWLを配るわけですが、その裏には

  • 自分だけのNFTコミュニティを作り上げたい
  • 有名になりたい
  • お金を稼ぎたい
  • プロジェクトの理念に共感してくれる人が現れてほしい

だったりの気持ちがあるわけです。
やや私利私欲に偏っていますが、それ自体は普通のことでビジネスを始める人のほとんどがこのどれかの理由で始めていることが多いので別に非難することはありません。

ホルダーの気持ち

では次にホルダー(NFTを保有している人)のはどのような気持ちでNFTを所持しているのでしょうか。
NFTホルダーで多い理由は以下のものではないでしょうか。

  • NFTプロジェクトに共感しているため応援したい
  • イラストが好みだから趣味として保有したい
  • 値上がり益に期待している、投資目的(実際は投機)
  • NFTコミュニティが好きだから
  • 会員証代わりに必要だから

正直ホルダーには様々な理由があるのでもっと色々あると思いますが、代表的なものをあげました。
しかし個人的にはほとんどが投機目的だと感じています。Twitterで精力的にgiveaway活動や宣伝活動をされている方を見ても、「NFTは1番良い投資だと思います!」のような発言を見受けられました。

NFTは価値が上下動するため安定資産にはなりづらい

上記でコミュニティという言葉が出てきましたが、NFTにはコミュニティを形成させる特徴があります。
あるNFTプロジェクトのNFTを持っている人のみが参加できるコミュニティがあったり、会員制バーの入場権としてNFTが必要であったり、そもそもNFTのミントにはDiscordというコミュニティツールが必要であったりしています。

NFTを持っていることはそのコミュニティに属しているという楽しみ方もできるのもNFTの特徴の1つです。
私から見ればこれはファンクラブのようなものです。
バンドやアイドルなど世の中には星の数ほどファンクラブが存在していますが、NFTコミュニティを同種だと考えて問題ないと思います。あるNFTプロジェクトが良いとおもってコミュニティに属しているわけですから一緒です。
コミュニティに入ればWLがもらえるという特典がついているのもファンクラブらしいですよね。

ですがNFTのコミュニティは普通のファンクラブとは少し違う点があります。それはNFTという価値が上下動するものを推しているという点です。
ホルダーはお金を出してNFTを購入するわけですが、1万円で買ったNFTが100万円になったりする世界です。ウハウハですよね。このNFT推しててよかった!となります。
しかし逆に価格が下がることもあります。100万円まで膨れ上がった含み益がまた1万円まで下がったらどうでしょうか。
あの時売っていれば!と誰もが思うでしょう。

  • NFT自体の人気の変化
  • イーサリアムのの価格の変化

これらがNFTの価格に大いに影響するため、安定資産にはなりにくいです。

ジャスティン・ビーバーさんのNFT購入の件
アメリカの超人気歌手のジャスティン・ビーバーさんがBored Ape Yacht Club(BAYC)というNFTを500ETH(当時のレートで約1億5300万円)で購入したとして一時期とても話題になりました。
しかしその後イーサリアムの下落とNFT市場の下落が相まって、彼の購入したNFTの価値は約9,700万円までに下落しました。
こういうリスクがある世界がNFTということを理解しておく必要があります。

結論:NFTの転売は良い?悪い?

結論としての私の見解は、NFTは転売しまくっても良い!

NFTは入手してすぐ転売しても全く問題ないと思います。
これはgiveaway企画や宣伝活動を通じてWLをファウンダーの方からもらった場合もです。
理由としては以下の通りです。

  • NFTはホルダーから投機対象の役割を求められており、長期保有で損するリスクがあるから
  • ホルダーが期待していたコミュニティ機能を果たしていなかった可能性があるから
  • AL、WLをもらっている時点でファウンダーの求める宣伝広告への貢献は果たされているから
  • NFTは自由に楽しむもので強制されるものでは決してないから

もちろんファウンダーとしては自分のNFTアートを長く気に入ってほしい、長年愛されるものを作り上げたいと思っています。そしてそれが期待できる人へWLを渡しているはずです。ですがそこから先はNFTホルダーに意思決定権があるということです。

もちろん、WLやgiveawayの制約として転売禁止の期間を設けていた場合はこの限りではありません。
ですがそういった制約がなくWLを入手したのであればそこから先はホルダーの自由ではないでしょうか。
WLをもらったものに関してはこのように少し考るポイントはありますが、パブリックセールや二次流通でゲットしたものであれば何も気にすることなく売ってOKです。

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