【初心者向け】暗号資産についてエンジニアが5分で解説

暗号資産ってなに?
ビットコインと何が違うの?
専門用語が多くてわからない・・・

これらの疑問を解消できる内容になっています。

目次

暗号資産とは何か?

「暗号資産(仮想通貨)」とは、インターネット上でやりとりできる財産的価値であり、「資金決済に関する法律」において、次の性質をもつものと定義されています。

(1)不特定の者に対して、代金の支払い等に使用でき、かつ、法定通貨(日本円や米国ドル等)と相互に交換できる
(2)電子的に記録され、移転できる
(3)法定通貨または法定通貨建ての資産(プリペイドカード等)ではない

https://www.boj.or.jp/announcements/education/oshiete/money/c27.htm/ 日本銀行より引用

多くのサイトではこのようなお決まりの説明文が記載されておりますが、これを見て

それで、暗号資産ってなに?

となる方の方が多いと思います。

もっと噛み砕いた言葉で説明していきます。

暗号資産は実体のない電子データ資産のこと

暗号資産とは電子データの資産のことです。

ビットコインなどのいわゆる仮想通貨のことです。

暗号資産(仮想通貨)はインターネット上で所有できますが、現実世界に持ってくることはできませんよね。暗号資産(仮想通貨)は円やドルなどにして口座から引き出せたりしますが、ビットコインを現実世界に引き出すことはできません。あくまでもインターネット上でのみ存在しています。

これらはインターネット上でしか存在しませんが、円やドルなどの法定通貨に交換したり、ビットコインでショッピングしたりできます。つまり法定通貨のような使い方ができます。モノとの交換です。

そういった観点から、暗号資産(仮想通貨)などは資産と呼べるものです。そしてこれらのインターネット上の資産はブロックチェーンと呼ばれる技術によって暗号化されています。

なので暗号化された(インターネット上の)資産ということで暗号資産と名付けられました。

そのまんまですね。

暗号資産とは法律で定められた呼び方に過ぎなくて、いわゆる仮想通貨のこと言ってるんだな
という認識で問題ありません。

NFTは暗号資産ではない

暗号資産=仮想通貨と説明しましたが、ここにNFTは含まれません。

暗号資産は「代替性」があるものとされており、NFTは「非代替性」をもつからです。

まったく汎用的な日本語ではないので分かりにくいと思いますが、「他のもので代用できるかどうか」がポイントになっています。

→NFTについてはこちらで詳しく解説しています

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100ビットコインを100ビットコインと交換
100円を100円と交換
❌1NFTを1NFTと交換

ビットコインなど暗号資産(仮想通貨)はお金と同じイメージで、同額のものと交換しても何も問題ありません。

しかし、NFTはこちらで解説している通り、唯一無二の存在です。
ユニクロで同じ服を2枚買ったとします。そのうちの1つに有名人にサインしてもらいました。
そのサイン付きTシャツについて、もう片方のTシャツと同じ値段で買ったものであるにも関わらず価値は変わっていますよね。

サイン付きTシャツをもう片方のTシャツと交換するのは嫌でしょう。これがNFTです。
サインという唯一無二なものがあります。

  • 暗号資産(仮想通貨)=1000円のユニクロの服を買う
  • NFT=1000円で買ったユニクロの服に有名人のサインがついたもの

代替性が暗号資産の要素として必要なので、NFTは暗号資産には含まれません。

暗号資産の種類

暗号資産は今ではかなり数が増えています。

どんなものがあるのでいくつかご紹介します。

ビットコイン(BTC)

ビットコインは最初につくられた暗号資産(仮想通貨)です。

法定通貨のような中央集権(国が発行権など強い力をもつ)な性質ではなく、ブロックチェーン技術を活用した非中央集権な通貨です。

→ブロックチェーンはこちらで解説しています

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このブロックチェーン技術によって非中央集権(分散型台帳のより複数の管理者がいる)の通貨が誕生しました。それがこのビットコインです。

現在の暗号資産(仮想通貨)はこのビットコインをもとにつくられています。

  • 特徴:決済通貨

ビットコインは一番有名な暗号資産(仮想通貨)であるため、決済で使用できるところが多いです。ショッピングやサービスの対価などの支払い時に現金・カード・ポイント等とならんでビットコインでも払えるお店が多いということですね。

イーサリアム(ETH)

イーサリアムはビットコインの次点で有名な暗号資産(仮想通貨)です。

ビットコインが決済通貨としての一面があると説明しましたが、こちらはNFTの売買でメインに使われています。

NFTはマーケットプレイスと呼ばれる場所(NFT版のAmazonや楽天市場みたいなサイト)で売買されているのですが、そこでの支払いはイーサリアムが主役です。

  • 特徴:スマートコントラクト

スマートコントラクトという画期的なシステムで取引できるのが特徴です。
説明を聞くと頭が痛くなりそうな話なのでざっくりレベルで説明します。

取引に関わるいろんなめんどくさい契約を自動化してくれるシステムです

NFTを買ったら所有者があなたに変わりますよね。その手続きを購入した時に勝手にやってくれるみたいなイメージです。

この「勝手にやってくれる」部分は何でも好きなことをさせられます。本人確認や同意させたりとか、手続きに付随するいろんなことを勝手にやらせることができます。

リップル(XRP)

リップルは非中央集権ではなく中央集権の通貨です。

リップルはアメリカの民間企業リップル社のサービスとして生み出されました。

  • 特徴:国際通貨間の送金の仲介役

なんとも分かりにくい言葉になってしまいましたが、「国際通貨間の送金の仲介役」をしています。

リップル社はそもそも国家間の送金の円滑化をサービスに商売しています。

例えば、日本からアメリカに送金する場合、円(日本の銀行口座)→リップル→ドル(アメリカの銀行口座)みたいな事になります。

リップルを挟むメリットとして、履歴として台帳で管理されるため安全確実です。

こんな感じで他の暗号資産(仮想通貨)とは一味違った特徴をもつ仮想通貨です。

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暗号資産まとめ

暗号資産について、少しでも理解が深まったでしょうか。

暗号資産は仮想通貨のことなんだな〜

がわかれば大丈夫です。

このサイトではNFTについての様々な情報を発信しています。ぜひ他の記事にも目を通してやんわりNFTや暗号資産(仮想通貨)のことを理解していきましょう!

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