【初心者向け】ブロックチェーンについてエンジニアが5分で解説

ブロックチェーンって最近聞くけどなに?
なにができるようになるの?
専門用語ばかりでわからない・・・

上記の疑問を解消できる内容になっています。

目次

ブロックチェーンとは

分散型ネットワークを構成する多数のコンピューターに、公開鍵暗号などの暗号技術を組み合わせ、取引情報などのデータを同期して記録する手法。ビットコインなどの暗号通貨に用いられる基盤技術。一部のコンピューターで取引データを改竄(かいざん)しても、他のコンピューターとの多数決によって正しい取引データが選ばれる。名称は、取引情報の履歴が鎖状につながれていることに由来する。分散型台帳。

https://www.weblio.jp/content/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%B3 weblio辞書より引用

ブロックチェーンについて調べると、上記のような説明をするサイトばかりにたどり着くのではないでしょうか。

難しい言葉しか使えない縛りをされているのかと疑うような説明で、

なるほど、わからん!

となってしまうと思います。

私はエンジニアなので一応言っていることはわかるのですが、不親切な説明だなと感じます。
ここではわかりやすい言葉でブロックチェーンを解説します。

分散型台帳?

ブロックチェーンは分散型台帳を実現する技術のことです。

結論はこれなのですが、ゆっくり理解していきましょう。

ブロックチェーン・分散型台帳のイメージは超ざっくり言うとこの画像のことです。

なんかパソコンが輪になってて、上によくわからないパズルのピース的なのがある

と思われましたよね?正解です。

細かくこの画像を見ていきましょう。

輪っか=分散

輪っかになっている箇所に注目しましょう

まず、この輪っかで丸くなっているのを地球だと思ってください。離れた場所に複数のコンピュータが分散している状態です

そして、全てのコンピュータが繋がっているのがわかります。

この、「複数箇所に分散しているがネットワークでつながっている」状態が分散型台帳の「分散」の部分です。

パズルのピース=台帳

次にこのパズルのピースのような部分についてです。

こいつが台帳部分です。

青・緑・黄色・ピンクのピースがそれぞれ連結していますが、1色のピースごとに取引データを保持しています。

例えば、Aさんがりんごを買ったとします。すると、まずは青のピースの1ページ目に「Aさんがりんごを買った」と記録が残ります。この記録は図の輪っかになっているコンピュータすべての青いピースに記録されます。
次にBさんがみかんを買ったとします。すると、青のピースの2ページ目に「Bさんがみかんを買った」と記録が残ります。同じく輪っかのすべてのコンピュータの青いピースに記録されます。

このように、全てのコンピュータの同じ台帳(ピース)に同じ記録がされていきます。

そして青いピース(台帳)がいっぱいになったら、緑のピースを後ろにくっつけて、緑のピース(新しい台帳)に取引を記録していきます。

こうして、ピースのうしろにピースを足していきながら、取引履歴を記録することから、
ブロック(台帳)がチェーン(鎖)のように連なるという意味でブロックチェーンと呼ばれます。

取引の整合性は台帳の多数決で決める

説明した通り、複数のコンピュータそれぞれで同一の台帳で取引履歴を管理しているため改竄や不正が難しいことがブロックチェーンの特徴です。

例えば、あるコンピュータが不正をしたとしても、それを検知することができるのです。

それぞれのコンピュータは同じ内容の台帳をもっているわけですが、一定期間ごとに内容をみんなで確認し合うことをします。この確認を行うことで不正がない状態を維持しています。

例えば先ほどのこの図で、1つのコンピュータで不正があったとします。つまり、台帳が1つのみ他と違う状態というわけです。

その状態でみんなで台帳確認タイムになった場合、不正があった台帳が他と異なっていることがバレるわけです。

この場合、ブロックチェーンでは多数決を行います。

そして、多数決の結果不正のあった台帳がどうなるのかというと、多数決で多かった台帳と同じ内容になります。

こうして、またみんなで同じ台帳の状態で取引履歴の保存を再開します。

暗号資産のセキュリティに貢献

ブロックチェーンという言葉はビットコインやイーサリアムなどの暗号資産とともに耳にすると思います。

事実、ビットコインをはじめとする暗号資産はこのブロックチェーンの仕組みによってセキュリティを担保しています。

ビットコインのやり取り履歴が複数のコンピュータによって管理されるため不正ができない状態になっているわけです。

web3.0はブロックチェーンのおかげ

最近ではweb3.0というワードもでてきました。

何の話をしているの?

と言う方は少し脱線するので、ここは飛ばしても大丈夫です。

web3.0はめちゃめちゃ簡単に言うと「資本家だけが権力もってる資本主義って古くね?個人が力をもつ社会にしようぜ!」みたいな考え方です。

今までは国家の貨幣(日本でいうと円)の中で生きていたけど、暗号資産を通貨にした社会で国家や法定通貨に縛られない自由なコミュニティで生きていこう!

という発想がこれから来ると言われているweb3.0の世界です。

こういった可能性や盛り上がりがあるのも、暗号資産のセキュリティを担保するブロックチェーンの技術があって成り立つものです。

ブロックチェーンまとめ

ブロックチェーンについて、理解が深まったでしょうか。

ブロックチェーン=分散型台帳

これを覚えておけば大丈夫です。

「みんなで台帳管理してるから不正できないんだな〜」

ここまで答えられれば完璧です。

このサイトではこのブロックチェーン技術を用いたNFTについて、数多くの情報を取り扱っています。NFTは今後のスタンダードになると言われているので、併せてやんわりと触れておくことをおすすめします!

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