トロン(TRON/TRX)とはどんな暗号資産?【初心者でもわかる解説】

トロンってどんな通貨なの?

一緒にトロンについて学んでいきましょう!

トロン(TRON/TRX)は、非中央集権的にコンテンツ制作者が動画や音楽といった作品を公開できるプラットフォームの作成を目標としているプロジェクトです。
動画やゲーム、音楽などのデジタル作品をクリエイターが自由に発表できるプラットフォームを目指しています。

この記事ではトロン(TRON/TRX)について、丸ごと解説していきます。
トロン(TRON/TRX)の知識はこれを読めばOKです!

目次

トロン(TRON/TRX)とは

トロン(TRON/TRX)は、非中央集権的にコンテンツ制作者が動画や音楽といった作品を公開できるプラットフォームの作成を目標としているプロジェクトです。
動画やゲーム、音楽などのデジタル作品をクリエイターが自由に発表できるプラットフォームを目指しています。

こういったデジタル作品の発表の場はYoutubeやインスタグラムなど、巨大なプラットフォーマーが存在する場所がメインでした。プラットフォーマーが管理する中央集権型の体制です。

しかし、トロンは分散型(非中央集権型)のプラットフォームです。
中央集権型と非中央集権型の大きな違いは誰に意思決定権があるかです。

意思決定権の違い
  • 中央集権:管理者(プラットフォーマー)
  • 非中央集権型(分散型):参加者

プラットフォーマーと違い、利益追求のためのプラットフォームではないため、広告優先ではなく、ユーザーファーストなコンテンツを提供できる点がメリットです。

以下はトロンの概要です。

名称TRON(TRX)
シンボルTRX
現在の価格(2022年9月現在)¥9.08
時価総額(2022年9月現在)¥840,093,920,455
時価総額ランキング(2022年9月現在)15位
調達できる取引所BitPoint
DMM Bitcoin
Huobi Japan
OK CoinJapan
詳細TRON公式サイト

トロンは時価総額でも上位の通貨になります。

国内でも取り扱っている取引所が多いので入手しやすいのもポイントです!

トロン(TRON/TRX)の特徴
  • デジタルコンテンツの配信をメインとした非中央集権型のプラットフォーム
  • 個人でICOできる
  • DApps開発が可能
  • トランザクションの処理速度が非常に速い

これらのトロン(TRON/TRX)の特徴を解説して行きます。

さっそく見て行きましょう!

デジタルコンテンツの配信をメインとした非中央集権型のプラットフォーム

トロン(TRON/TRX)の特徴はデジタルコンテンツ配信の非中央集権型プラットフォームです。
すでに何度も説明していますが、やはりこれが1番の特徴です。

非中央集権型プラットフォームであることによって以下のようなメリットがあります。

非中央集権型であるメリット
  • クリエイターとユーザーが直接繋がることができるので、運営者による手数料の徴収がない
  • 運営者のサーバーダウンなど、プラットフォームが利用できなくなる問題点を解決できる
  • 再生回数などによる報酬体系ではなくなるので、質の悪いコンテンツは淘汰されていく

やはり運営者の利益目的というフィルターがないため、料金も使いやすさもコンテンツもとてもユーザー向けのものになるのが良い点ですね。
YouTubeやインスタなどとは違ったタイプのプラットフォームになりそうです。

広告主が喜びそうか、などのフィルターもなく、コンテンツ勝負です

個人でICOできる

トロンのコンテンツ配信プラットフォームとしての特徴で、個人でICOが可能という点があります。

ICOとはInitial Coin Offeringの略で、新規仮想通貨公開のことです。

新規トークンとして通貨を発行することにより、クリエイターがスムーズに資金調達をすることができます。

ICOを行うことによって発行されたトークン自体にも価値がつくため、そのクリエイターの人気が上昇することによってトークンの価値も高まります。

これにより、フォロワーはクリエイターへの応援と投資を同時に行うことができ、クリエイターはコンテンツ制作費を賄えるといった魅力があります。

DApps開発が可能

トロンではDApps(分散型アプリ)をブロックチェーン上にて開発・利用することができます。

DApps(分散型アプリ)とは非中央集権的な(DAO)サービスを提供するアプリケーションのことです。

イーサリアムがDApps(分散型アプリ)においては主流とされていますが、トロン上でも利用者が増えてきています。

実際にDApps(分散型アプリ)では仮想通貨の土地を売買することや、複製不能なアイテムを所有することなどに利用されており、今後も発展が期待されている分野です。

DeFi、DApps、DAOなどweb3.0関連のサービスにはよくDが頭につきます。
DはDecentralized(分散型)の略語です。
web3.0のメインテーマとして非中央集権型(分散型)があるので、そのDが頭につく略語が多いです。
web3.0関連の情報でD〇〇という単語が出てきたら、分散してるって意味なんだなと覚えておくと良いと思います。

トランザクションの処理速度が非常に速い

トロンは通貨としても優れています。処理速度が他の仮想通貨と比べても圧倒的に速いことが特徴になっています。

処理速度が遅いと通貨として使いづらいだけではなく、送金時に問題を発生させる可能性があります。

その点において、トロンはスケーラビリティ問題を抱えていない点に強みがあります。

スケーラビリティ問題とは、ブロックチェーンにユーザーが集中し過ぎて、取引処理の遅延や手数料の高騰が起きてしまう問題のことです。

また、遅延が発生する主な要因は、ユーザー集中時にトランザクションの検証に時間がかかってしまうことでした。

実際に他の有名仮想通貨の処理速度を比べてみたものが以下の表になります。

仮想通貨一秒間に処理できる取引件数
トロン(TRX)2000件
リップル(XRP)1,500件
ネム(XEM)160件
ビットコイン16件
イーサリアム16件

メインどころのビットコインやイーサリアムに比べてとんでもない圧勝をしていることがわかりますね。
ビットコイン・イーサリアムのスケーラビリティ問題はweb3.0の発展を妨げる大きな障壁とされていました。それに伴ってスケーラビリティ問題を解決できるブロックチェーンを創出する数々のプロジェクトが立ち上がってます。トロンはその1つです。

NFTのガス代などがスケーラビリティ問題の良い例

スケーラビリティ問題を体験できる例として、NFTを買うときのガス代があります。
マーケットプレイスでNFTを購入するさい、NFTの代金にプラスしてガス代を支払う必要があります。
このガス代ですが、ユーザ集中時にはかなり高騰します。3000~5000円ほどの時もあれば、500円くらいの時もある、そんな感じです。

これはスケラービリティ問題がガス代という値段で見えるものに顕著に現れているのでわかりやすいです。

トロン(TRON/TRX)の将来性について

トロン(TRON/TRX)の特徴を知って、トロン(TRON/TRX)という暗号資産(仮想通貨)についてご理解が深まったかと思います。

トロンの将来性としては大手企業と提携している点が期待できる点です。

トロン(TRON/TRX)の提携している大手企業
  • Samsung:韓国に拠点を置く世界的な電子製品・家電メーカー
  • Obike:シンガポールに拠点を置く自転車のシェア事業を展開する大手企業
  • Opera:ノルウェーにてソフトウェア開発事業を展開する中国の傘下企業
  • BitTorrent:アメリカのサンフランシスコを拠点としているソフトウェアの開発を行う大手企業
  • Swisscom:スイスのイッティンゲンを拠点としたスイスで最も有名で大きい電気通信事業企業

時価総額とてもTOP20以内と、期待されている仮想通貨であることは間違いないです。

ポルカドットの良い点を見てきて、ポルカドットを使用するメリットについては充分理解していただけたかと思います。
ポルカドットが爆発的な人気を出すには、ポルカドットを使用した便利なアプリができるなど絶対的な何かが必要かもしれませんが、数々の大企業と提携しているため可能性は大いにあります。

注目しておく通貨の1つです。

おすすめの暗号資産取引所

国内の暗号資産取引所でトロンを扱っているのは下記の暗号資産取引所は以下です。

トロンが買える取引所

他の暗号資産取引所も知りたい!という場合はこちらの記事を参考にしてみてください。

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