イーサリアムとはどんな暗号資産？【初心者でもわかる解説】

2022 12/06

2022年9月3日 2022年12月6日

イーサリアムってどんな通貨なの？

一緒にイーサリアムについて学んでいきましょう！

イーサリアムは暗号資産（仮想通貨）の中でも時価総額においてビットコインに次いで２番手の通貨です。
イーサリアムはビットコインにないメリットもあるので、しっかり押さえておきましょう。

この記事ではイーサリアムについて、丸ごと解説していきます。
イーサリアムの知識はこれを読めばOKです！

イーサリアムとは

イーサリアム（ETH）は仮想通貨の一種です。

イーサリアムの特徴はスマートコントラクトを実装できることと、NFTの売買に使用されていることです。

スマートコントラクトとは

スマートコントラクトとは、契約の自動化プログラムのことです。

契約の自動化の具体例として、NFTの売買を例に説明します。
NFTを購入する場合、
①NFTの持ち主が販売者から購入者へ変更される
②NFTの値段分が購入者から引き落とされ販売者に送金される
③ブロックチェーンにこの取引を記録する
の作業が必要になります。
この手続きを１つのプラグラムとして、NFTの購入ボタンをクリックすれば自動で実行されるようにできます。

このように、仮想通貨を用いた取引において、スマートコントラクトを実装すればその通りに処理が必ず実行されるため、不正な取引や取引ミスが発生しないようにできます。

スマートコントラクトはNFTだけでなく、さまざまな仮想通貨取引に実装されています。
メタバースでの土地の売買やネットショッピングの仮想通貨支払いなどにスマートコントラクトを実装すれば、決められた手順によって契約が実行されるため後からトラブルが発生しないというメリットがあります。

NFTについては、売買に利用されるメイン通貨としてイーサリアムが利用されています。
NFTは現在も取引が盛んに行われていますし、これからの発展も期待されている市場です。

ですがイーサリアムの取引にはガス代という手数料が発生します。
このガス代が結構高額で、購入したNFTの値段よりもガス代の方が高いなんてこともあります。

<NFTについてはこちらで解説しています>

NFTに基本情報は以下のようになっています。

時価総額	約35兆7000億円	発行上限	上限なし
承認方式	Proof of Work	上場時期	2015年08月06日
中央機関	なし	提唱者	Vitalik Buterin氏

イーサリアムとDeFi

イーサリアムの、取引に優れた特性を活かし、DeFiというプロジェクトが次々と立ち上がっています。

DeFiとは

DeFi(Decentralized Finance)とは、分散型金融システムのことです。

今までは銀行が主に金融を管理してきましたが、DeFi（分散型金融）は管理者がいない金融サービスです。
管理者がいない分、契約や手続きをスマートコントラクトで実行して正しい契約・取引を実現しています。

銀行が仲介してきたサービスとは異なり、管理者がいないため契約者同士の手続きのみで進められとても便利になります。
また、取引履歴・内容は全てブロックチェーンで管理されるためセキュリティも高いのが特徴です。

DeFiはweb3.0の主役として活躍することが期待されています。

DeFiの優れているところは、スマートコントラクトで当事者同士で簡単に手続きが進められることはもちろん、国際取引も柔軟になる点が挙げられます。
円とドルなど、別の国通貨と取引が発生する場合は為替の影響を受けたり、別途手数料がかかったりしますが、DeFiでは仮想通貨で支払いを行うため世界中で共通の通貨が使用できます。

このDeFiにおいて、イーサリアムが支払い通貨として使用されることが多いです。
ビットコインに次ぐ時価総額・知名度を誇り、ビットコインにはないスマートコントラクトを実装できる通貨であるからです。